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ビートルズ・ファンが選ぶ「ジョン・レノンの曲ベスト20 2019」(2)14位〜8位

投稿日:2019年10月15日 更新日:

ラジオ日本「THE BEATLES 10」でジョン・レノン10と題して、リスナー投票によりソロ曲のベスト20位をランキング形式で紹介。

15回目となるジョン・レノン10、ここでは14位から8位までを紹介する。

14位 Power To The People(パワー・トゥ・ザ・ピープル)

【カンケ】当時シングルですね。後にはベストに勿論入っています「Power To The People」。

ジョンの曲はジョンが歌ってはじめて説得力が増す。勿論他の人がカバーしても素敵ではあるんですけども、その説得力がね。

だってともすればさ「パワー・トゥ・ザ・ピープル」とかだと、何歌ってるの?ってなるワケですよ。直接的すぎるとか、「イマジン」だって何のんきなこと言ってるのってなっちゃうわけですよ。人によれば、聴き方によれば。

だけどジョンが歌えば非常に説得力がでてくるってね。ホントそうですね。

13位 Woman(ウーマン)

【カンケ】アルバム『ダブル・ファンタジー』から「ウーマン」。一度も欠席したことありません、凄いですね。人気曲です。ということで13位は「ウーマン」でした。

12位 (Just Like) Starting Over(スターティング・オーヴァー)

【カンケ】同じく『ダブル・ファンタジー』からですね「(ジャスト・ライク)スターティング・オーヴァー」。

これは副題といいますか、カッコが前にある(Just like)Starting Overと、これやっぱり「スターティング・オーヴァー」ですよね。“(ジャスト・ライク)スターティング・オーヴァー」がさ…”という人はいませんよね。

でも必ず副題って後ろのほうにあると目から飛ばせることができるじゃないですか、でも前にあるから絶対見ちゃうよね「(Just like」)って、だから良く覚えていますよ。でも言わないよね“(ジャスト・ライク)スターティング・オーヴァー」がさ…”とは。

こちらも強いです、2015年にお休みしただけ。1位も2回獲ってますよ。強いです。まあそうですよね。

11位 Happy Xmas (War Is Over) ハッピー・クリスマス(戦争は終った)

【カンケ】1971年のシングルですね「Happy Xmas (War Is Over)」、邦題は「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」。

この後冬になりますと、必ず街に流れます。本当によく流れるジョン・レノンの曲の一つ、代表曲的な1曲じゃないでしょうかね。

【リスナー】「ジョン10」は一般的にも有名な3曲を選びました。そのなかの1曲が「ハッピー・クリスマス」です。

新婚旅行でリバプールに行き、ビートルズストーリーにも足を運びました。リバプール時代の展示が多かったのですが、最後にジョンのコーナーがあり白い部屋に白いピアノが置いてあり「イマジン」が静かに流れていたのが印象的でした。

やはりジョンは生前はどうであれ今となっては愛と平和のアイコンなんだなと思いました。「ハッピー・クリスマス」はクリスマスの時期に毎年聴くので聞き飽きた感じもありますが、この曲ができた経緯に「ヨーコさんと夫婦ゲンカして仲直りをした。時間がなくて急いでレコーディングした」というエピソードが好きです。本当にヨーコさんはジョンにとってのミューズだったのかと…。

【カンケ】なんかジョンって大スターじゃないですか? その脇にいるヨーコさんも同じ日本人でありながら外国の人のような、ちょっと離れたイメージがやっぱりあるんですよ。僕はあったんですね。スターなんです。

全く会うことなんて絶対ないし、遠くに遠くに輝く星。でそういう2人から日常感が出てくると、これ3人のメンバーもそうなんですけど、そういうエピソードって聞くと、ものすごく嬉しくなったりとか、夫婦喧嘩とかいうのはそりゃ夫婦だからするだろうけど、そういうエピソードってあんまり今のネットの時代じゃなかったから僕が小さい頃は、あんまりそんな流れてこなかったんですね。

「ビートルズの4人が泣く」とか、ジョンとヨーコなんて常に愛し合ってキスとかしているようなイメージが、抱き合ってるイメージがあるんですよ。そりゃ夫婦ゲンカくらいするよな…。

10位 Whatever Gets You Thru The Night(真夜中を突っ走れ)

【カンケ】1974年に発表されたアルバム『心の壁、愛の橋』、いい邦題ですね。

『Walls and Bridges』から、「Whatever Gets You Thru The Night(真夜中を突っ走れ)」。

これはいい邦題がたくさん、これは石坂敬一さんかな、いい邦題ですよね。3代目くらいのディレクターかな、ビートルズ関係の。素敵な邦題ですけど。

9位 #9 Dream(夢の夢)

【カンケ】これがまたドンピシャで「9」で、1974年先程のアルバムです『心の壁、愛の橋』、『Walls and Bridges』から続きます「 #9 Dream(夢の夢)」。「9」というのはジョンのラッキーナンバー、何かにつけて使っていましたけど。

【リスナー】なんだか不思議な曲ですちょうどビルボードトップ40に興味を持ち始めた頃で、チャート9位が最高位だったと記憶しています。そしてこのメールの送付日は9月9日でした。

【カンケ】やっぱり拘るんだね。これね普通1位にならなかったら悔しがるじゃないですか、一応ヒットメーカーですからね。

1位とって当たり前くらいじゃないですか。9位で喜んだというねジョンが「いや9位で良かったよ」と負け惜しみなんでしょうけど。それでも嬉しいんだろうね、自分の「9」というのに。

8位 Nobody Told Me(ノーバディ・トールド・ミー )

【カンケ】1984年発表の『Milk And Honey(ミルク・アンド・ハニー)』から「Nobody Told Me(ノーバディ・トールド・ミー )」でした。(つづく)

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